私は、高校時代に少林寺拳法にめぐり会いました。
その後、神戸市で就職するも、本部道院での少林寺拳法やりたさに転勤を希望し、香川県坂出市に移りました。
再び転勤で移り住んだ岐阜県各務原市で、当時の各務原道院長の寺尾春彦先生からの本部道院での経験を生かしなさいという強い勧めもあり、同じ四国から来ていた坂下周二さん、米倉勝博さんと共に1979年12月に各務原東道院を設立しました。
今も米倉勝博拳士は道院を支える要です。
坂下周二さんは故郷の鹿児島で長年にわたり鹿児島横川道院長として活躍されました。
個性を大切にし、個人にあった指導をすること。
みんなで一緒に元気に明るく楽しくいろいろなことにチャレンジしてあきらめないことを経験してもらうこと。
稽古は、怪我の危険も伴うので厳しく緊張感を持って行うこと。
少年部、特に低学年は基礎的な運動能力を身につけてもらうこと。
少林寺拳法だけでなくいろんなことが学べて、お互いに教えあうことができる道院。
お互いになんとなく気持ちが落ち着き、いつまで居ても心があたたまる道院。
地域社会に認めていただき、その地域の役に立つことができる道院。
岐阜県各務原市は開祖ゆかりの地です。
開祖は、先の大戦初期に各務原飛行第一連隊に入隊されましたが、夜間飛行訓練時の無理がたたり入院、不治の心臓弁膜症と診断され兵役を免除され飛行隊を除隊させられてしまいました。この間、開祖にとってはあまり有意義な時間ではなかったでしょうが、病気にならなかったら今の金剛禅総本山少林寺は無かったでしょう。
私たちはそのような縁を思いながら修行に励んでいます。
道院の雰囲気は、大変厳しいと思います。技のできの良し悪しや物事の考え方や生き方の良し悪しを考えさせます。
ときに褒め、ときに厳しく指導することも大事にする修行の場所という雰囲気があります。
練習は厳しいけど食事会は楽しい!(少年男子)
先生は寸止めといいながら突いてますが、それって当て止めでは?(笑)(一般男子)